スペイン カタルーニャ州で中世の街にタイムスリップ 「ジローナ」Girona

今回紹介したいのは、スペインとフランスの国境近く、カタルーニャ地方にある街、ジローナ（Girona）。古い建物が立ち並び、中世の街にタイムスリップした気分になる街です。また、ローマ、アラブ、ユダヤの歴史が色濃く残る街でもあります。スペインバルセロナ・サンツ駅から電車（AVE）で40分、フランスのモンペリエからTGVで2時間半の場所にあります。見どころが多いので最低1泊、できれば２泊３日の滞在で朝から晩まで堪能できる街だと思います。

泊ったホテルはBest Western Premier CMC Girona。ジローナ初滞在ということで、高速道路から近く、渋滞や駐車場の問題がなさそうなホテル。すぐ隣に大型デパートEl Corte Inglés Gironaがありお買い物にとても便利ですが、街の中心部から歩いて30分程離れていてかなり歩いたので次に滞在するときは街の中心部に近いホテルがいいかなあと思います。

Best Western Premier CMC Girona
https://www.booking.com/hotel/es/solmeliagirona.ja.html
所在地： Carrer Barcelona, 112, 17003 Girona, Spain
電話： +34 972 40 05 00

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夕方ホテルに着き、まずは夕食を食べに市街地へ。遅い時間だったこともありあまりお店が開いてなく、困ったときは（外れがなさそうな）ピザ店さんPizzeria Marghe 1889へ。さすがスペイン、窯焼きのおいしいピザが食べれました。私はアーティチョークとチーズのピザを注文。歯ごたえがあっておいしかった。トリップアドバイザーの評価も★5ということで安定のおいしさでした。

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２日目は朝から街の中心部に向かいました。まず圧巻なのは、街の中心を流れるオニャル川の周辺に建ち並ぶカラフルな住宅群。川面にもきれいに映し出され、絵画のようにきれいな写真が撮れました。

ジローナの街の狭い路地裏を探索。中世の街がそのまま残されていて好奇心が沸いて、狭い道をどんどん歩み進めたくなります。この狭い路地は9世紀頃から15世紀まで、ユダヤ人が住んでいたゲットーと言われる旧ユダヤ人居住区。ジローナのユダヤ人社会は12世紀頃に繁栄を極めましたが、その後15世紀終わりにはユダヤ人はスペインから追放されてしまいました。複雑ではありますが、この場所はそんな歴史を物語る貴重な場所。ところどころにユダヤ系の雑貨店があったり、ユダヤ教の経典、ヘブライ文字の書物が展示されています。

ちょうどフラワーフェスティバルの準備期間にあたり、街の至るところできれいなお花が飾られていきます。ジローナの街並みを生かしながらカラフルなお花が添えられていきます。

どんどん北へ歩みを進めるとジローナ大聖堂に到着。近くから見上げるとかなりの迫力です。城壁にたどり着き、階下を見下ろすとジローナの美しい街並みと長い道、ムラーラ通りが。城壁を歩いていると何か所か見晴台のようなスポットがあり、さらに高い所から街を一望。美しい景色を独り占めしてる気分です。プールや広いテラスがついた高級住宅がいくつか建ち並び、優雅な時が流れます。

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夕食は、Restaurant Artusiにて。ピンチョスと生ハム、コロッケを注文。私はお酒が弱いのであまり飲めないのでシードルをちょびちょび飲んでましたが、友人はワインがおいしかったようで同じのを何度か注文してました。

Restaurant Artusi
https://www.restaurantartusi.com/
Plaça de les Castanyes, 6, 17004 Girona, Spain
電話：+34972487327
営業時間：9時00分～0時00分（日曜定休、土曜11:00開店）

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ジローナは街の美しさや気候の良さや坂道や勾配もあって、サイクリストやロードレーサーの拠点でもあります。街では、サイクリストが気軽に寄り道できるカフェやショップ、宿泊施設が充実していています。

お土産に何を買おうかなとお店の中を物色していると、ワイン1本1.99€！ということで、買いませんでしたが安さにびっくりしました。お水よりも安いんじゃないかと思います。

ジローナはローマ、アラブ、ユダヤの文化が交錯する路地を歩き、ムラーラ通りの城壁から広く街を一望しているとジローナの歴史を肌で感じます。古くからこの街が多くの民族を受け入れてそれぞれの文化を実らせてきたんだなあ、ということを実感しました。